悩む人
臨機応変に動けない。。。
誰かに言われてから行動する方がが楽ちんだなあ
と悩んでいる方にオススメなのが、ブログや書籍の印税で生活しているちきりんさんの『自分の頭で考えよう』という本です。
あたしは10代の終わりに一人暮らしを始め、20代で水商売含めて多彩なバイトをし、起業も経験し、バブルに踊り、共産国や途上国をひとりで歩き回ったあと、アメリカに2年間住んで学位をとった。すくなくともこの「行動の量」で負けてる人には、「ちきりん」以上のブログは書けない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) January 1, 2018
上記はちきりんさんのツイートでして、彼女の思考の結果を毎日無料で覗けてしまうので超お得ですね。
ぼくはちきりんさんの大ファンなので、ブログもかなり読み込んだのですが、そんな彼女が普段どのように考えているのかをまとめてあるのが『自分の頭で考えよう』
本書は、言われたことならこなせるんだけど。。。と悩んでいる人や、社会人になりたての新入社員などにオススメの本です。
学生時代とかは、先生に言われたことをその通りにこなしていれば生きていけたかと思います。
テストの点数も取れて、進級もできるし進学もできていたとは思うのですが、社会に出ると言われたことだけをこなしただけでは、たぶん厳しいですよね。
「そんなこと自分で考えろ!」と言われることはしばしばあるかと思うのですが、そもそも「考える」とはどういうことなのでしょうか?
「自分の頭で考える」とは
『自分の頭で考えよう』なんて、「何言ってんの、そんなこと誰しもやってるじゃないか!」「何を当たり前のことを」と思う方もいるかもしれませんが、
「自分の頭で考える」とは、「結論を出すこと」「何かを決めること」というように本書では定義づけられています。
ちなみに、あえて「自分の頭で」とつけられているのは、他人が考え出した結論である「知識」と区別をするため。
(あーーどうしよう、このままだとヤバイ。何か手を打たないと!どうする、誰かに相談するか?マジでどうすればいいんだよ。。。)
といったような非建設的な思考は、本書でいうところの「考える」とは違って、「悩む」に該当します。
「考える」と「悩む」は別物です。
あなたは普段、考えているのでしょうか?それとも考えるフリをして悩んでいるだけなのでしょうか?
もし、思い当たることがあるならば『自分の頭で考えよう』を手に取ってみると良いかもしれません。
結論を出すためには判断基準をシンプルにしよう
「自分の頭で考える」ことはすなわち「結論を出す」「何かを決めること」らしいのですが、具体的にどうやって結論を出せば良いのでしょうか?
『自分の頭で考えよう』で紹介されている思考法の1つに「判断基準をシンプルにする」という方法があります。
結婚相手を探す際に、
・年収が高い
・価値観が合う
・清潔感がある
・友人からの評価が高い
・優しい
・若い
などのように、判断基準が多いと決められないと思うので、ここから本当に重要な条件を2つくらいに絞ると、結論は出やすくなります。
この、判断基準を洗い出して絞る作業も「考える」ということなのです。
判断基準を洗い出し絞るためには?
自分の頭で結論を下すために、まずは考えるべきことに対してモレなく分解してみましょう。いわゆるロジックツリーというものを使います。
項目ごとに分解していって、その分解された項目が分解できなくなるまで細かくします。
分解できない場合は「なぜ?」「だから何なの?」という感じで自問自答するとより具体的になるでしょう。
また、こうして図式化することによって視覚的に物事を捉えることができ、ごまかす事なく思考を整理することができます。
こうした見える化によって、意思決定のためのあらゆる可能性を検討することができるので、できあがった超具体的な判断基準から、あとは削るだけで結論を出すことができるでしょう。
まとめ:本書を読んだ感想・レビュー
本記事で紹介したのは、『自分の頭で考えよう』のごく一部でしかありません。
もし気になった方がいましたら、ぜひご購入を検討してみてください。
個人的な感想としては、主張にオリジナリティがあり、内容的に満足度は高いですが、具体例が長めでおかための話が多くやや飽きてしまう部分もあり、もう少し薄めの本ならパーフェクトだったなと感じました。
ただ、本書で主張していることは面白いので読んでみることをオススメします。
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