【感想・レビュー】『悩みどころと逃げどころ』から学ぶ生き方

出所:Amazon商品ページ

 

ブロガー・ちきりんとプロゲーマー・梅原大吾の対談本『悩みどころと逃げどころ』は、考え方の異なる二人が、いい生き方とは何かということについて議論する本です。

 

ブロガーとプロゲーマーという珍しい職業の二人が、テーマである「学校教育」について話していくのですが、そこから白熱していき、幸せな生き方などの話題まで深掘りしていきます。

 

誰もが通っていた学校についての率直な意見ばかりで、とても刺激的だし面白い本でしたので、ぜひ手に取って欲しいです。

高卒の梅原さんと大卒のちきりんさん

学歴コンプレックスがある梅原さんと、学歴エリートのちきりんさんの、「学校に行ったほうがいいのか」というテーマについての話は本当に意見が分かれました。

 

梅原さんに関しては、学校は寝てたけど、行った方が良い派。なぜなら学歴差別は、高卒の人に取っても厳しかったから。バイト先では、レジからお金がなくなった時に、真っ先に学歴からない人から疑われたそうで、確かにそれはしんどいなと思いました。

 

ちなみに、大卒でも学歴差別みたいなのはあって、大学に出てるのにこんなことも知らないの!?と行った煽りを受けることもあります。(学歴に対して実力が伴っていない自分も悪いのですが….)

 

そして、ちきりんさんは、学校は行かなくても良い派。学校で頑張った人ほど損をする仕組みだと思っていて、理由は「先生の言うことさえ聞いていれば良い」と行ったように無思考でいることを求められるため。

 

確かに先生の目を気にしていれば、通知表は普通に5が取れるので、社会に出ても通用すると勘違いしていたなーと、個人的に思い当たる節はあります。

 

学校が提供してくれる「いい人生」

「いい人生」とは何かというテーマに対して、努力して成長できることが自分の喜びと答える梅原さんと、大きな船から降りて何にも縛られず自由に生きることが良い人生と考えるちきりんさん。

 

それに対し、「いい大学に行っていい会社に入り、結婚して家庭を持つ」そんな社会一般の「いい人生」を提供してくれるのが学校である、というのは非常に納得しました。

 

他人の評価を気にせず、自分基準で生き方を決めていくことが、より良く生きていくためのヒントになりそうです。

 

「つらい時は逃げたらいいんです」「えっ、逃げたらダメでしょ!?」

「とりあえずやってみて、ダメならさっさと別の道に進んじゃえばいいじゃん」というスタンスで、生きるための逃げを肯定するちきりんさんと、「何かひとつを死ぬほどやり抜いて、あがいてあがいて自分の器を探せ」というスタンスで逃げを全否定する梅原さん。

 

そう主張する二人には原体験があって、ちきりんさんは逃げちゃダメだと思っている人をたくさん見てきたから、逃げを肯定していて、梅原さんはぬるい努力してきてこなかったくせに逃げてばかりのやつを多く見てきたから、逃げを否定する考えを持っているという、それぞれのバックグラウンドがあるためでした。

 

梅原さんの「あがく」とか「やり抜く」というスタンスは賛成できるのですが、何かひとつというのに固執する必要はないのかなと。何かひとつを選ぶってめちゃめちゃハードル高いし、会社の場合ぴったり理想の会社を見つけることは無理ゲーなので、ダメそうならすぐに辞めてもいいのかなとは思いました。

 

「会社に入社したら3年は我慢しろ」とよく言われますが、梅原さんの考え方は世間一般の価値観よりで、それに対抗するちきりんさんの議論が面白く、『悩みどころと逃げどころ』というタイトルの通り、ここの章がメインですね。

 

まとめ:まずは「Chikirinの日記」も読んでほしい

上記で紹介したように、様々なトピックで議論をしている本で、学歴・競争・目的・評価・人生・職業・挫折・収入・未来という感じで章ごとにテーマが分かれています。個人的にはタイトルにもある、「逃げ」とは何かを議論する挫折の章が読み応えありました。

 

梅原さんとちきりんさんは、各業界ではとても有名な方で本もたくさん出しているのですが、ちきりんさんの場合は無料のブログ「Chikirinの日記」があるので、本を買うのはハードルが高いと思う方はブログを読んでみるのもいいかと思います。

 

ただ、この『悩みどころと逃げどころ』というのは、二人の考え方がよくまとまっていて、対話式なのでブログと違って読みやすいです。もし興味があればぜひポチってみてください。

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